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ストレス利用のススメ (第3回)   


(前回の続きです)





前回は、「人間が悪いことばかり考えてしまうのはしょうがない。でも、そのストレスをうまく利用する方法がある!」というところで終わりました。



今回はストレスを情熱に変換する方法「ストレス・トレース」を紹介します!



最初に結論を言ってしまうと、

ストレスを最も効率よくプラスに変換する方法とは「ストレスの原因は、すべて自分にある」と思うこと。



ウソ!?と驚かれましたか?

世間で一般的に言われてる意見とは、全く逆なんだから、驚かれるのも無理はありません。

悩み相談でよく見かけるのは、「自分のせいにしてはいけません。悩みを背負い込んではダメ」みたいな回答です。



でも、私はあえて断言します。

「今まで あなたに起こったイヤな出来事のうち、あなたの責任でないものは何一つとして存在しない」



思い出してみてください。あなたに全く責任がなく、理不尽に受けた悲しみやストレスなんてなかったはずです。



「全部あなた自身の責任」というのは、厳しく聞こえるかもしれません。でも逆に言えば、「全部、あなた次第で改善できる」ということ。



なぜ、そのように考える必要があるのでしょうか?

それは「感じた怒りには、明確な対象と対処方法を与えるべき」だからなのです。

やり場のない、そして自分ではどうしようもない怒りや悲しみは、文字通り発散される対象がなく、あなたの中に溜まりこんでしまいます。



例えば、恋人にフラれたとき。「あんな、私の魅力が分からない男なんて、こっちから願い下げよ」なんていう理由付けで、本当に失恋の悲しみが癒されるのでしょうか?



イヤミな部長に怒られたときだって、「あのクソ部長!」で、本当に怒りが解消できているのでしょうか?



「ストレス・トレース」の第1段階は、「(ストレスによる)怒りの対象を、全部自分に向けること」。

でも、それは自己嫌悪とは違います。絶対に誤解しないでおいて欲しいのは、「あなたの能力が足りなかったわけでは、決してない」ということ。

足りなかったのは・・・「願いの強さ」。「願う気持ちが足りなかった」のです。



次回予告:「ストレス・トレース」を更に発展させ、使えるテクニックにいたします!

by yumental | 2013-07-09 16:32 | 心理学

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