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安物の贈り物!? (後編)   


(前回からの続きです。)





3)4)5)は、今の私たちの全員が満たされているわけではありません。そして「1から順番に満たされていく」ということが重要です。

親和欲求が満たされていない時に、自我や自己実現の欲求を満たそうとしてもダメなんです。なぜなら、キモチが安定していないから。これをマズローは、ピラミッドに例えています。下の土台が安定していないと上には積み上げられないということですね。



どんな人にも心の中に「淋しさ」があります。誰かにそれを埋めてもらいたいと思っています。



例えば、ある人がスターになりたいと夢見て、見事その夢を達成できたとします。

そうすると、4)自我の欲求や5)自己実現の欲求は満たされます。でも…その人は今度は、3)の親和欲求が満たされなくなるのです。なぜなら 夢を満たした彼にしてみれば、どんな人間も「敵」や、「自分より下」に見えてしまうんです。周りの人を「自分の気持ちを心底理解してくれる人間」とは見なせません。分かりやすく言えば、「孤独」になってしまうのです。

そうすると、3)の段階が揺らぐわけだから、4)や5)の欲求も不安定になり、スターの座から転落してしまう。これがありがちなパターンです。



だから「親和欲求」はとっても重要です。現代の我々全員にとって、欠くことのできない基盤と言ってもかまいません。



特に文明が進むにつれて、人間関係はより希薄になります。親子の会話は減り、お隣さんの顔すら見たことのない人が大半ではないでしょうか。ですから当然、親和欲求が高まります。



だから、現代の最高の贈り物…それは、「親和欲求」を満たしてあげることです。



それは…笑顔!!



笑顔は自分の気持ちを安らがせます。そしてそれと同時に、見てる相手にも喜びを与えるのです。笑顔は、「貴方と一緒にいると安らぐよ」というイメージを発しているからなんですね。



よく、「親しみの持てる笑顔」と言うけど、それは「笑顔」=「自分に親しみを持っている」となって、だから安心して自分も「親しみを返せる」からなんです。



相手に笑顔を向けることは、相手を「認めている」「親しみを持っている」という気持ちの表現。みなさんも、どんどん笑顔で親和欲求を満たしてあげてくださいね。
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by yumental | 2013-05-03 14:39 | 心理学

安物の贈り物!? (前編)   


文明はこれ以上ないほどに発展し、街にはモノが溢れています。クリスマスには、平気で数十万のプレゼントがやり取りされ、子供はお年玉に1万円が入っていても、それほど感動しないのかもしれません。



そこで今回からは、お金がかからず、なおかつ極上の喜びを与えられる贈り物を、紹介していきます。



「マズローの5段階欲求説」というものがあります。人間には、5段階の欲求があって、下から順番に欲求が満たされていく、という説です。その内容は、

1)生理的欲求 

2)安全の欲求 

3)親和の欲求 

4)自我の欲求

5)自己実現の欲求 です。

どれもややこしい言葉ですね。一つ一つ見ていきましょう。



1)生理的欲求

これは、本当に基本的な欲求。これがなきゃ死んじゃう! ってやつです。食べたい! 寝たい! トイレ行きたい! Hしたい! などですね。まあ、現代人なら、ほとんどすでに満たされている欲求。もちろん生理的欲求としての「Hしたい」は、自慰行為で代用可能でしょう?



2)安全の欲求

これは文字通り、安全に生きたい、という欲求。これも平和な日本でなら、ほぼ全員が満たされている。「そんなことないよ…今も後ろからねらわれてる」という人は、すぐに僕のところへどうぞ。



ここまで見てくると、とりあえず1)と2)は、ほとんどの人が満たされているということが分かります。



3)親和の欲求

他人と関わりたい…他の皆と同じ事をしたい…という欲求のことです。一言で言ってしまえば、「淋しさを埋めて欲しい」という欲求。



4)自我の欲求

自尊心を満足させたい、という欲求。簡単に言えば、「尊敬されたい!」「みんな見てー!!」というキモチのこと。ホームページで自分の日記を公開している人とかは、この欲求が強いかも。



5)自己実現の欲求

自分の能力を使って、夢をつかみたい、何かを成し遂げたい! という欲求。これが成し遂げられたら、いいですよね。



マズローの五段階欲求説はよく出てくるので、ぜひ知っておいてくださいね。



次回予告:マズローの五段階欲求説から導き出される贈り物とは!?
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by yumental | 2013-05-01 14:37 | 心理学