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攻めるために目をそらす!? (前編)   

 「誘惑」「闘争」「怒り」「譲歩」「降伏」「笑い」……。



 たった2つだけで、これだけの感情を表現するものは何でしょうか?

 ……その答えは、「目」です。



 今回はあなたの意識を大きく変える、効果的な「目の使い方」について学んで行きたいと思います。





 それではクエスチョン。

 今ここに、二人の男性がいます。二人はある交渉のために、今はじめて出会いました。



 「はじめまして。武田です」

 「どうもはじめまして。上杉です」

 そして二人はお互いにお互いの目を笑顔で見つめ、しばらくすると武田さんの方が先に目をそらしました。

 この後、交渉をより有利に進めた可能性が高いのは、いったいどちらでしょうか!?

 考えてから、続きを読んでみてくださいね。

 ……正解は「上杉さんの愛人(43歳)」とかそういうドンデン返しはないので安心して選んでください。





 選びましたか? おそらくみなさんは「上杉さん」を選んだのではないでしょうか。



 でも答えは正反対。

 交渉が有利になる可能性が高いのは、先に目をそらした「武田さん」なのです。



 それはいったいなぜなのでしょうか?



 実は一般的に、先に目をそらされた方は多少なりとも不安を感じるものです。

 「何か不愉快にさせてしまったのだろうか……」

 「この人は私のことを嫌いなのだろうか……」



 その結果、それを後ろめたく感じ、いつのまにか相手のペースにあわせることになってしまうのです。





 またこれは裏を返せば、「立場が下の人」は優位な人の気持ちを損ねるのを恐れるために、あまり先に目をそらすことはないということになります。



 実際にアメリカで、次のような実験が行われました。「積極的な性格をした5人」と「消極的な性格をした5人」を、それぞれ突然に一人ずつ対面させ、互いに目を見つめあわせました。

 するとその後、「積極的な性格」をした人の方が、先に相手から目をそらす確率が高かったのです。すなわち「消極的な性格」をした人の方がいつまでも相手の目を見つめていたというわけです。



次回予告:ウソをついたときに目をそらすのはどうなのる? そして目をそらすことを応用した交渉のテクニックとは!?
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by yumental | 2013-05-30 14:31 | 心理学

コーヒーマジック (後編)   

前回のコーヒーの話は日常では次のように感じられます。

 独身の男性の家に行ったとき、台所にインスタントラーメンのカップが散乱していたら「あぁ…やっぱり……」と思ってしまうでしょう。

 逆にそれが、清楚な女性の家にたくさん置いてあったとしたら、「え…! ちょっと意外!!」と思ってしまうはずです。



 すなわち、インスタント食品には、どうしても「面倒くさがり」、「きちんとしていない」などの否定的なイメージがつきまとってしまうわけです。



 このことに気づいた会社側は、すぐにそのイメージを変えることに尽力しました。このようなコピーを全面にアピールしていったのです。

「母でもあり妻でもあるあなたへ。仕事にも家庭にも、もっと大切な時間を作ってくれる。一歩進んだ大人の女性に……。○○社の、インスタントコーヒー」



 このように「怠けもの」というマイナスのイメージに、プラスの言い換えを行ったわけです。これによって会社側の思惑通り、売れ行きは爆発的に伸びました。



 実はこのインスタントコーヒーとまったく同じ戦略は、洗濯機などの家電製品に対しても行われてきました。

 「手で洗わずに洗濯機などを使うのは、主婦失格」

 そんなイメージを払拭することで、やはり商品の売れ行きは格段にアップしたのです。



 怠けてはいけない……。がんばって働かなければいけない……。勤勉でなければいけない……。正直であるべきだ……。悪いことをしてはいけない……。

 人間の行動は、そのような倫理観によって縛られています。



 よってこの倫理観に合うようにイメージを変えてあげることでその呪縛を解くことができれば、相手の気持ちを必ず動かすことができるわけです。



 「いやぁ、そうはいっても今は◇◇社と契約してるしねぇ……」なら、

 「でも商品としての価値を考えれば、当社のほうが上なはずです。それによって貴社の利益も上がるのは確実です。それこそが貴社のスタッフ全員にとってベストなことだと思うのですが」。



 「でも、やっぱりダメだよ、こんなこと……」なら、

 「どうして? そんなのよりもっといけないのは、あとから後悔することだと思うよ」。



 これこそがスーパーメソッド「アンダー・ザ・サン」!

 誰しも、社会的に認められない暗闇を歩くのは怖いもの。

 そんなときは、あなたが新しい太陽で照らしてあげることが大切なんですよ。





 どんな人でも、倫理を破り、社会から阻害されることを恐れています。一歩を踏み出せない相手を、誰も責めることはできません。

 でも、もし相手に今以上の幸せをあげたいと思うのなら、まずはあなたから手を差し伸べてあげてくださいね。
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by yumental | 2013-05-27 14:29 | 心理学

コーヒーマジック (前編)   


 どんなに説得しても、どうしても最後の一歩を踏み出してもらえない。その状態で悔しい思いをした人も、多いはずです。



 「いやぁ、そうはいっても今は○○社と契約してるしねぇ……」

 「でも、やっぱりダメだよ、こんなこと……」



 それではこんなとき、その一歩を踏み出してもらうにはどのように話を進めていけばいいのでしょうか? 今回はそれを可能にする心理学的技術を紹介します。





 さて、まずはこんなお話を。

 今はすっかり定着している「インスタントコーヒー」。時間をかけて抽出されるのを待たなければいけない「ドリップ式コーヒー」に比べて、粉をお湯に溶かすだけで簡単においしいコーヒーを作ることができる、素敵なものです。



 でも実はこの商品が定着するまでには、聞くも涙、語るも涙な苦労話があったのです…!



 時は20世紀の半ば。最初にアメリカでインスタントコーヒーが発売されたとき、人々はその便利さに驚き、あっという間に全米中に広がりました。



 ところが しばらくすると、次第に売れ行きが下がってしまったのです。



 あわてて会社側は、消費者に聞きました。

 「どうして買うのをやめてしまったのですか?」



 すると消費者たちの大半は、

 「風味があんまりよくないから……」と答えました。



 これに対して、会社側は驚きました。

 「そんなわきゃない!」

 なぜなら事前に行った調査では ほとんどの消費者がインスタントコーヒーと普通のコーヒーの差を見分けることができなかったからです。僕も分からないんですけど…。



 それでは、いったい真の理由は何だったのでしょうか!?





 その本当の理由を調べるために、心理学者ヘアーは次のような調査をしました。

 彼は、多くの消費者に対してこう聞いたのです。



 「ある女性が、次のリストの商品を買いました。さて、この女性のことをどう思いますか?」



 そして、全体をABの2つのグループに分け、Aのグループには「ハンバーガー・パン・インスタントコーヒー・ニンジン……」、Bのグループには「ハンバーガー・パン・ドリップ式コーヒー・ニンジン……」



 すなわち2つのリストで違うのは、「インスタントコーヒー」か「ドリップ式コーヒー」か、だけです。



 すると 恐ろしいほど明確に結果が分かれたのです。



Bグループの「ドリップ式コーヒー」が入っているリストを買った女性に対しては特に目立った感想もなく、「まぁ……いい人なんじゃん…?」と比較的肯定的な意見が多く出ました。



 しかしAグループの「インスタントコーヒー」が入っているリストの女性に対しては、

 「怠けモン」 「将来のこと考えてなさそう」 といった、否定的な意見ばかりがでてきたのです。



次回予告:ここから導かれる、一歩委を踏み出してもらうテクニックとは!?
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by yumental | 2013-05-24 14:15 | 心理学

王になる!   


大事なプレゼンやテスト直前なのに遊んでしまいました。この後、どうすればもっとも効率的に準備できるでしょうか?





 人間の心には、「意識」と「無意識」があります。「意識」は氷山の一角で、その下には数十倍もの「無意識」が隠されています。だから、あなたの意識がどんなに理性的な判断や決定をしたとしても、心の大部分を占める無意識はそう簡単には従ってくれません。「無意識」は強大な権力を持った王様で、「意識」はそれに従う従者なのです。

 では、あなたの意識はただボーッと指をくわえながら、その王様の行動を見守っていくしかないのでしょうか?



…それが、違うのです。

「プレゼンのこの部分だけは、興味があるんだよな。」

「そういえば担当の先生がちょっと面白いこと言ってた問題があったなぁ…。とりあえずそれだけ見てみるか…」。

 どんな「無意識」という王様にも根底からの好奇心はあります。それをうまく刺激するような言葉をかけてあげることが大切です。

「ほら王、あそこで面白い遊びをしてますよ…?」

そんな一言で、気持ちを動かすことが大切です。スタートが「強制」の場合と、「自らの好奇心」の場合とでは、その後の効率も明らかに変わってくるはず。





「絶対に○○すること!」なんて自分に命令しても何の意味もない! あなたの意識がどんなに強制しても、無意識がそれを望んでいなければ実現は無理。

過去の行動を決して責めず、「自分は天才だからそれをやっても良かったんだ!」というくらいに認めてあげること。そして好奇心を刺激するような言葉をかけていくこと!



これこそがスーパーメソッド「王様と私(無意識は王様)」!



 正解にはもう一つあります。

「俺は天才だ! 遊んでたっていいんだ!」と思うこと。

 あなたが準備やテスト勉強を効率的に楽しみながらやるためには、まずはあなたが自分自身をプラスに包んであげるのです。

「そう、王様。あなたは天才。心配しなくても、大丈夫ですよ。」というように。

 過去の行動は決して変えられません。だったらそれを認めて、未来へのプラスにすることが大事です。決して「おだててる」なんてマイナスの意識は持たないでください。心から、あなた自身が「あはは、俺って天才! マンガ読んで良かったんだ!」という王様になりきること。

 そう思うことができれば、すんなりと「じゃあ勉強でもするか…」と、リラックスして机に向かうことができるはずです。
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by yumental | 2013-05-21 14:13 | 心理学

衝撃のフォロー (後編)   

では、前回の選択肢を検討してみましょう。

 まず、2番。

 確かに素直に謝るとポイントは高いのですが、ショックな記憶には何も変化を及ぼしません。そしてそれは、5番も同じです。「謝る」「ごまかす」という別系統の情報では、相手の心のしこりは、依然として残りつづけてしまいます。



 3番はある程度心理学を学んだ人なら、ほとんどが引っかかってしまうかもしれません。 なぜなら心理学には「新近効果」という「後に言ったセリフがもっともインパクトを与える」という理論があるからですね。



 しかし、相手はショックな言葉で「自分は他人よりも劣っている」という気持ちになっています。そんな状態で「他の部分では、他人よりも優れているよ」と言われても あまり心には響きません



 これを裏付けるのが、『マズローの5段階欲求』という理論です。そこでは、『親和欲求(人と同じになりたいという欲求)が満たされない限り、認知欲求(人より優れたいという欲求)を考えることはできない』と言われています。

 加えて、話をそらすように『誉める』ことは、やはり『悪口』とは別系統の情報なのでショックな記憶を薄めることはできないのです。



 それでは…もっとも有効なのは、1番と4番の、どちらでしょう?



 正解は、4番。同じ系統の情報(ここでは悪口)を繰り返すことで、少しずつ最初のショックの記憶を取り去るという方法です。「バカ!」と言って黙り込まれるよりは、「バカ! アホー! ダメ人間ー! へっへーんだ!」なんて風に、連発されたほうが、気持ちが楽になりますね!?



 ……と、今までの心理学では言われてきました。

 でも、あなたなら納得できますか? 実際にできそうでしょうか?





 机上の空論とは、まさにこのこと。

 いくら効果があるといっても、実際にショックを受けている人に、それ以上の悪口なんて、言えるワケがありません。



 それでは正解は!?



 「その悪口を自分に対しても適用させる」のです。 これも対象が違うだけでやはり「悪口」という同系統の情報を喋るので、「逆行抑制」によって相手のショックな記憶を薄めることができます。そして同時に、「自分も同じ」と言うことで相手の「自分はみんなより劣っているんだ」と思う気持ちも癒すことができるのです。



 そして何より、償いの気持ちから気楽に言いやすいセリフです。すなわち正解は1番。

 これこそが、スーパーメソッド「心中の舌先」!





 うっかり相手を深くキズつけるセリフを言ってしまったときは、すぐに『自分にもそのセリフを使う』こと! 

「バカッ!」なら、「……って、俺もバカなんだけどな……」

「最低!」なら、「……まぁ、私も最低だけど……」

 それだけで相手の心の傷を、もっとも早く癒すことができます。





 どんなに気をつけても、どうしても失敗は起こってしまうこともあります。大事なのは失敗しないことではなく、失敗したときいかにカバーするかですよ。
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by yumental | 2013-05-18 14:12 | 心理学

衝撃のフォロー (前編)    



こんばんは、ゆうきうゆうです。今回はとんでもない一言をつい言ってしまったときの対処法について考えていきたいと思います。



「ふざけんな、このバカッ!」

 部下を叱るときや、恋人との口論で、ついどうしようもないほど衝撃的な一言を言ってしまった経験はありませんか?



相手のあまりにショックな顔を見て、あなたは我に帰る……。

 「………(しまったぁ…)」



 こんなとき、相手のショックを和らげるためにもっとも有効なフォローは、次の中でいったいどれでしょうか?



 1「…まぁ…。僕も人のこと言えないほどバカだけどな…。もっとヒドい失敗だってしたし……」(自分も同じだと告げる)

 2「ゴメン! 言い過ぎた! 傷つけるつもりはなかったんだ!」(素直に謝る)

 3「でも、君にはいいところだってあるよ。何よりよく気がつくし、仕事だってすごくできる」(他の面で誉める)

 4「アホ! タコ! ガキ! もう最悪ぅ!」(インパクトの弱い悪口を続ける)

 5「なーんちゃって! うっそぴょーん!」(勢いで流そうと努める)





その答えを考える前にまずは人の性質をご紹介します。

 心理実験の結果として、人は「覚える数が多くなるほど、さらに覚える情報が似た系統のものであるほど、過去に覚えていたものを忘れやすくなる」という性質があります。これを、新しい知識が過去の記憶を抑制するという意味で「逆行抑制」といいます。



 これを応用することで、ショックなことを言ってしまった場合の対処法も思いつくのではないでしょうか。すなわち、「同じ系統の情報によって、ショックな気持ちを薄める」のが正解になります。



次回予告:では、果たして冒頭のクイズの正解は本当に4番なのでしょうか? 従来の心理学とは違うアプローチが明らかに!
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by yumental | 2013-05-15 14:12 | 心理学

輪投げで試験!? (後編)   



まずは、前回の輪投げの実験について考えてみましょう。

 もちろんこの面接官が、最終的にどの人を合格にするかは分かりません。でも面接官がこの心理実験を知っているなら、投げた距離によってあなたのことを「達成欲求の高い人」「低い人」と判断づけてしまうわけです。

 そう考えると少しイヤな感じがしますね。



 この実験から導き出される結論はこうなります。

 もしあなたが今の仕事が充実していないと感じるのなら、それは「できて当たり前」か「できなくて当たり前」のことにばかり取り組んでいるからです。

 言い換えれば「中間距離で輪投げをしていない」ということ。

 自分の中で、いつのまにか達成欲求がしぼんでしまっているから、心の中からのエネルギーが湧いてこないのです。



 それではそのためには、一体どうすればいいのでしょうか!?

 答えは、今の仕事の中に「半々の勝負を取り入れること」。



 もちろん、新たな仕事にチャレンジするのが理想ですが、それができなくても構いません。

 ただ単に今までと同じレポートを書くときでも、

 「あっちで何か書いている同期の○○よりも早く完成させてやる……」

 普通にプレゼンをするときでも、

 「今日は、3回以上、質問に滞りなく答えてやる……」



 どんな内容でも構いません。

 「勝ったら、嬉しい。負けたら、結構悔しい。」 自分にとって、適度に取り組める勝負にチャレンジしてください。



 これこそがスーパーメソッド「フィフティ・フィフティ・フィーリング」!

 日本語にするなら、「50%のゾクゾク感」!



 1日に1度でいいので、試してみてください。それだけであなたの毎日が、今までと大きく変わるのに気がつくはずですから……。



 あなたは、失敗したときに、「まぁ、最初っからムリメだったしなぁ……」と言い訳をするために、わざとできそうもない難しいことに挑戦しますか? それとも失敗を恐れ、「まぁ、成功して当たり前だし……」ということだけをずっと選んでいくのでしょぅか?



 私はあえて、こう言いたいと思います。



 「負けて、悔しいことをやろう」



 失敗したって、誰かがバカにするわけじゃありません。

 どんなにすごいことを達成しても、あなた自身がつまらなかったら意味がないんですよ。
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by yumental | 2013-05-11 17:17 | 心理学

輪投げで試験!? (前編)   



こんばんは、ゆうきゆうです。

 今回は、まずちょっとしたテストをしましょう。

 今のあなたは、大本命の会社の最終面接に臨んでいる学生さんです。



 「どんな試験だろう……」ドキドキしながらあなたが向かうと、面接官が全員に「輪投げの輪」を渡して、言いました。



「今から、輪投げをしてもらいます」



 驚く受験生たち。

 すると面接官は、さらに驚くことにこう告げたのです。

 「距離は、30センチから5メートルまで、好きな距離から投げてもいいですよ」

 見ると、確かに床に距離のラインが書いてあります。

 あなたは考えました。

 近くで投げれば、絶対に失敗はしない…。でも評価だってそれほどじゃないだろうな…。

 遠くで投げて入れば、かなりポイント高そうだ…。でもかなり難しそうだし……。

 真ん中くらいなら、入るか入らないか、ちょうど半々くらいだろうな……。



 それではここでクエスチョン!

 あなたなら、どこから投げますか?

 30センチから1メートルほどの近くから投げるか!? 4メートル以上の遠くから投げるか!? それとも、真ん中くらいからにするか!?

 大体の距離を考えてから、続きを読んでくださいね。





 心理学用語で、「達成欲求」というものがあります。簡単に言うと 自分に適切な課題を課し、それを実行しようという意欲のこと。もっと分かりやすく言えば、「何かを強く成し遂げたいと思う気持ち」。



 これに対して、心理学者アトキンソンは、こんな実験を行いました。

 まず被験者たちに心理テストを実施し、それぞれの被験者が「達成欲求」をどれだけ持っているかを調べました。そして彼らを、この達成欲求が「強い人」と「弱い人」と分けたのです。



 さらに彼らに、さっきの問題とまったく同じ条件の下で、「輪投げ」をやらせました。

 ここで実験者が測定していたのは、「実際に入ったか入らなかったか」ではなく、「被験者がどの距離から投げるか」だけだったのです。



 すると、なんと!

 達成欲求が「強い人」は、ほとんどの人が、「中間距離」で投げたのに対して、達成欲求が「弱い人」は、「近距離」か「遠距離」で投げることが多かったのです。

 これはどうしてなのでしょうか!?





 達成欲求が弱い人とは、「何かを強くやり遂げようと思う気持ちが少ない人」。

 そしてそれ以上に、彼らは失敗し、自分のプライドがキズつくのを恐れているものです。

 よって彼らは、「思いっきり近くから投げてしまう」か、「めっちゃ遠くから投げることで失敗したときの言い訳にしようとする」かのどちらかを選んだのです。

 ちなみにこのように、「失敗したときの言い訳を作るために、不利な条件を選ぶこと」を『セルフ・ハンディキャッピング』と言います。



 逆に達成欲求が強い人は自分にとって適切な課題を選び、それに向かって努力する傾向が強いので、ちょうどいい「中間距離」を選ぶことが多かったわけです。



次回予告:輪投げの実験と面接の関係は!? そしてそこから導かれるテクニックとは?
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by yumental | 2013-05-09 17:16 | 心理学

永遠のサイクル ? (後編)   



 前回の3サイクル説は余談に過ぎません。

 今回の話で一番知っておいて欲しいのは「子供は、母親によって作られる」こと、そして「その育て方には、夫への不満が投影される場合が多い」ということです。

 ですのであなたが男性なら、今のもしくは未来の奥様が抱いている不満を、少しずつあなた自身の手で解決してあげることです。

「家のことは、妻であるキミが解決しろよ!」

 そんな風に放っておくとその不満は子供に向けられてしまいます。



 気持ちの投影は決して悪いことではありませんが、あまりに操作的に育てるのは問題です。

「こうしなきゃダメ!」「ああしなさい!」

 あまりにそんなセリフを続けられると、その子供は情緒不安定になります。

 ですので、解決策は一つだけです。



 その解決策とは、一日に一回は恋人や奥さんの話を聞いてあげること!

「今日は何かあった?」「ねぇ、どうしたの?」

 たった一言でも、そんなセリフをかけてあげるだけで、女性の不安や不満は大きく解消されていきます。 それによって、夫婦の関係も子供の成長も、より幸せなものになっていくのです。



 これこそが、スーパーメソッド「ワーズ・ワース」!

 たった一つの言葉は、あなたの想像をはるかに越えるほどの価値を持っているんですよ。



 見てみぬふりをした奥さんの不満は、子供の一生を犠牲にしながら雪だるまのように大きくなって、あなた自身に返ってくるでしょう。 子供にとって一番の幸せは、自分のすべてをそのままに両親に受け入れてもらうことなのですから。
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by yumental | 2013-05-06 17:14 | 心理学

永遠のサイクル ? (前編)   



今回は趣向を変えて、子供についてのお話です。



 子供は、多くの要因によって成長していきます。

 両親の遺伝情報、生活環境、学校から友人まで、あらゆる要素によって成長していきます。その中でもっとも重要なのは、何だと思いますか? …それこそが、「母親の教育」なのです。



 子供は大半の時間を母親と過ごすため、その人生観のほとんどを母親から学びます。 さらには子供の頭のよさ、そして性格なども、すべてが母親によって左右されると言っても過言ではありません。



 「テスト、よく頑張ったね」「ほら、難しい勉強も分かると面白いでしょう?」と言われ続ければ、子供は自然に勉強ができるようになりますし、「あなたはとっても優しい子ね」「よく助けてあげたね、偉いのね」と言われ続ければ、とても思いやりあふれる大人に育つでしょう。



 逆に、どんなに父親から優秀な遺伝子をもらったとしても、「もう何でこの問題で間違ったのよ!?」「どうして出来ないの!?」なんて言われていれば子供は自然に勉強も嫌いになっていくでしょう。そして叱られ続けることで、気持ちの余裕がない人間に育ってしまいます。

 『子供は、母親によって形成されていく』。

 この法則に比べれば、父親の遺伝的影響と言うものは、とても些細なものなのです。



 さて、それではこの理論を応用すると、どんな結論が成り立つでしょうか?それこそが、有名なマンガのキャラクターたちを取って、『「のび太くん」→「花輪くん」→「カツオくん」の、3サイクル説』なのです。



次回予告:3サイクル説の中身とは? そしてそこから導き出される結論とは?
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by yumental | 2013-05-03 17:13 | 心理学