うまい話にご用心 (前編)
2013年 08月 13日
こんばんは、ユウです。
口説き。営業。
その対象は「自分」であっても「商品」であっても、どちらも何かの「アピール」に変わりはありません。みなさんはこんなとき、どのように話しているでしょうか?
今回はそういう場面でとても効果的なアピールのテクニックを紹介します。
それでは、ここでイメージ・クエスチョン。
今のあなたは結婚適齢期をやや過ぎた女性。あせりだしてきたあなたは、お見合いをすることになりました。
「ねえねえ、相手ってどんな人!?」
興奮しながら聞くあなたに、仲人さんは言いました。
「頭が良くて収入も高くて、その上カッコいい人よ~」
え…。
さてこんなとき、あなたはどう思いますか?
おそらく、ほとんどの方が「何かあるに違いない…」と思うのではないでしょうか。
「性格がすごく悪い」、「体臭がするんじゃないか」とか、色々な欠点を想像したり、または「カッコいいと言っても話半分だ」、「収入はあっても、実はすごい借金を抱えているに違いない……」とか、話された情報までも疑ったりしてしまったりもするはずです。
では逆に、こんな風に言われたらどうでしょう。
「それほど収入が高くはないんだけど、とても頭のいい人よ」
「決してカッコいいわけじゃないんだけど、きちんとした収入を持っている人よ」
この場合は、おそらく悪い印象は持たないのではないでしょうか。
さらに「頭がいい」とか「収入がある」とか、そういった情報を疑ったりすることもないはずです。
ここで、上のように、いいことばかりを伝えることを「片面提示」。
いいことと悪いことをいっぺんに伝えることを「両面提示」と言います。
そして一般的に「両面提示」の方がより説得力を持つと言われています。
これはみなさんも納得できますよね。
「え~。でも私は、上のイイことづくめの人の方がいいなぁ~」 という人は、もうちょっと疑う気持ちをもったほうがいいかもしれません。
次回予告:両面提示を発展させた、実践的なテクニックを紹介します!
by yumental | 2013-08-13 11:00 | 心理学